「無料」と聞いたら、思わず飛びついてしまいませんか?誰だって、損したくない、得したい。
それはもしかして、「さもしい心」が顔を出しているのかも。
その53 さもしい心
こんにちは。至福太郎です。
今日のお話は「さもしい心」についてです。
「さもしい」とは、「意地が汚い」とか「みすぼらしい」の意味でよく使われるようですが
語源はどうやら、「沙門(さもん)」から来ているそうです。
「沙門」とは、僧侶のこと、お坊さんのこと。
その人たちが托鉢している様子が、どうも「沙門らしい」ということらしいんですね。
お坊さんにみすぼらしい、意地汚いって、ちょっと失礼かも分かりませんが(笑)
誰にでもある、さもしい心
ま、用語のことはともかく、この「さもしい心」は、残念ながら
誰も持っている、心の中の一部なんでしょうね。
私がセミナーを開催する時も、無料セミナーだと、我先に申し込む人が一定数います。
同じように、セミナー中に配る資料も、受け取る権利が無い人さえ手を伸ばしてきます。
ホテルのアメニティも、同じかもしれません。
よくありますよね。
シャンプーだとか、無料で持って帰ってもいい訳なんですが、
持って帰らないと損だ、損をしたくないという気持ちが働くからなんでしょうね。
「無料」の魔力
実は私も、無料セミナーの「無料」という言葉に反応してしまうところがあります。
人様のことを言える立場ではありません。
でも、振り返ってみると無料セミナーで得た知識は、100%身についていません。
損はしたくないけど、やっぱり身銭を切って習得しないと身につかないのかもしれません。
お金を出すから真剣になる。
これも実は「さもしい心」かもしれませんね。
そんな「さもしい心」におさらばして、真剣な生き方をしたいものです。
そんな日がすぐにでも来るようにがんばりましょう!
ではまた、明日。